SIMP(Seafood Import Monitoring Program:水産物輸入監視制度)は、米国が2018年1月から施行している制度です。
カツオ、マグロ類、メカジキ、サメ類、エビ類など特定の魚種の製品を輸出する場合に、漁獲・陸揚げ情報を、米国の輸入業者に提供することが必要です。
食品需給研究センターは、水産庁委託「履歴情報システム構築事業」(平成27-29年度)の一環で、米国が2018年1月から開始した「水産物輸入監視制度(Seafood Import Monitoring Program。以下SIMP)」の情報収集を行いました。
また2018年4月以降は、輸出水産物トレーサビリティ協議会の事務局として、引き続き情報収集をしています。
その一環で、SIMPのwebサイトに掲載された情報からはわからない事項について、NOAAの担当者に電子メールで質問し、回答を受けました。 その概要を公開します。(2018年12月26日公開、2019年5月10日更新)
「ドルフィンセーフ認証」は、米国の法律に基づく認証制度です。
ツナ缶などの原料のカツオやマグロが、イルカにダメージを与えずに漁獲されたことを証明します。
原料のカツオ・マグロ類が、ドルフィンセーフの基準を満たすもののみである場合は、その製品に、「ドルフィンセーフ・ラベル」を貼付することができます。
現在の米国の制度では、「ドルフィンセーフ」の基準を満たさなければ、事実上、カツオ・マグロ類を米国に輸出することができません(生鮮品は対象外です)。
カツオ・マグロ類を「ドルフィンセーフ」として米国に輸出するには、米国NOAAが定める様式「漁業起源証明書」(Fisheries Certificate of Origin)と、それに対応した「船長による保証陳述」(Captain’s Statement)を提出する必要があります。
食品需給研究センターは、輸出水産物トレーサビリティ協議会の事務局として、米国NOAAに対し、米国ドルフィンセーフ認証制度について、NOAA担当者に電子メールで質問し、回答を受けました。その概要を公開します。(2018年12月26日公開、2019年5月10日更新)
水産物トレーサビリティ協議会 Japanese Association of Seafood Traceability
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