「ドルフィンセーフ認証」は、米国の法律に基づく認証制度です。
ツナ缶などの原料のカツオやマグロが、イルカにダメージを与えずに漁獲されたことを証明します。
原料のカツオ・マグロ類が、ドルフィンセーフの基準を満たすもののみである場合は、その製品に、「ドルフィンセーフ・ラベル」を貼付することができます。
現在の米国の制度では、「ドルフィンセーフ」の基準を満たさなければ、事実上、カツオ・マグロ類を米国に輸出することができません(生鮮品は対象外です)。
カツオ・マグロ類を「ドルフィンセーフ」として米国に輸出するには、米国NOAAが定める様式「漁業起源証明書」(Fisheries Certificate of Origin、様式へのリンク)と、それに対応した「船長による保証陳述」(Captain’s Statement)を提出する必要があります。
保護の対象となるのは、マイルカ科のすべてのイルカです。
この制度の対象となるカツオ・マグロ類製品の貿易品名コードが、以下のwebページで案内されています。
NOAA: Harmonized Tariff Schedule for Selected Tuna and Tuna Products
漁船の船長は、以下のすべての条件を満たす場合に「ドルフィンセーフ」と宣言できます。
・船長は、あらかじめ「船長用イルカ無害研修コース」を修了している(※NOAAが公開しているテキストを一読すれば、研修は修了です)。
・漁業航行中に、旋網やその他の漁具を、イルカに対して意図的に用いていない。
・カツオ・マグロを漁獲するための漁網の中で、あるいはその他の漁具を使用したことにより、イルカの死亡や重傷が発生しなかった。
詳しくは、上記リンクのテキストをご覧ください。
船長による保証陳述(captain’s statement)の様式を公開します。ダウンロードし、記入・署名して完成させることができます。
船長の署名以外の欄は、PC等で入力のうえ印刷することが可能です。
船長の署名以外の欄は、アルファベットや数字で記入します。
NOAA自身が作成し、公開している様式です。
「CALDAPによるCaptain's Statementの受領・提供」に掲載している様式をご利用ください。
<日本語の情報>
http://jast.fmric.or.jp/noaa_qa2.html
<英語の情報>
https://www.fisheries.noaa.gov/national/marine-mammal-protection/dolphin-safe
https://www.fisheries.noaa.gov/national/marine-mammal-protection/dolphin-safe-certification
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